不眠症
鍼灸で対応する不眠症は環境の変化や心理的なストレスを原因としたもの、また神経症性不眠と呼ばれる原因はっきりしないものを対象とし施術します。
東洋医学的には腎、肝、肺の気の流れがスムーズでない状態になると不眠という症状が現れるとされます。
施術ではそれらの経絡に対応するツボに刺激を与え気の流れを整えます。
また症状が単独でないケースも多くうつ症状や更年期障害と併せて施術する場合もあります。
鍼灸の施術としては不眠に対しての施術に加えストレスの緩和、精神安定を図るよう施術致します。冷えや肩こりを同時に訴える方も多く身体全身の症状として捉える事が大事になります。
不眠症の施術中には眠ってしまう方が多く、そのようなケースでは比較的早く「眠れるようになった」とご報告をいただける事が多いです。
【生活習慣】
不眠症は生活習慣が原因である場合もあります。特に老人では過度の昼寝が夜間の睡眠を妨げているケースがあります。しかしその昼寝に気づいていない場合もありご家族の指摘で発覚することがあります。
治療も大切になりますが客観的にご自身の生活習慣が原因の一つとなっている事も多くあります。
【薬に頼る】
薬もとても大切な要素です。しかし人によっては薬に罪悪感があったり抵抗感を訴える方も少なくありません。その抵抗感がまたストレスである場合もあります。
薬を減らそうとお考えの方は鍼灸施術をおすすめします。
(※薬を減らす場合は医師との相談が不可欠です)